「富江」の原作漫画のあらすじをネタバレを交えて紹介します。
「富江」とは、ホラー漫画界の巨匠である伊藤潤二の作品です。正体不明の美女である富江を中心にして繰り広げられるおぞましいドラマは、多くの読者に強烈なインパクトを与えました。
この記事では、富江の原作漫画のあらすじを結末までネタバレ紹介していくのを中心にしながら、富江というキャラクターの分析、富江の面白い魅力などを取り上げます。
富江の正体は？何者なのかを考察
「富江」とは、伊藤潤二原作のホラー漫画です。初めての富江が発表されてから35年以上が経過しましたが、今でも新規の読者を取り込んで怖がらせている作品として、高い人気と評価を得ました。
また、富江の正体や目的、富江の面白い魅力や名言などを取り上げていくことで、ロングヒットを続けているホラー漫画について浮き彫りにしていきます。
富江はかわいい!?男性を虜にする
富江のオリジナルは高校生の女の子でした。
性格は悪いのですが外見は普通の高校生です。
・名前は川上富江
・同級生の山本とつきあいながら高木先生と浮気
・高木先生を惹きつけるために妊娠したと嘘をつく高校生（！？）
・課外活動で高木先生と男子生徒にバラバラにされてしまう
→不慮の事故で山本から崖に突き落とされてしまう
→山本を自首させないためクラス全員で責任を負う
→クラスメートの人数分（４２人）に富江は切断される
→生徒一人一人が富江のバラバラの死体を処分する
・死体が見つかったのに富江は高校に戻ってくる（！？）
→初めての分裂？
富江はバラバラに分裂して増殖する
切断された時の状態がいいものと悪いものがあるので、完全に復活出来た富江は少ないかもしれませんが、富江オリジナルは４２個に分けられたので富江は４２人に分裂した？と考えられます。
富江の分裂は富江が高校生だった時から始まっています、４２人の富江はそれぞれの人生を歩んでいくことになります。
オリジナル富江は最初から男にバラバラにされるという特性を持っていたわけではありませんでしたが、不慮の事故で同級生の男子から崖に突き落とされたことがきっかけで、証拠隠滅のためにバラバラに切断されてしまいます。
富江は再生能力が凄まじく、バラバラにされても蘇って学園に戻ってきました。
川上富江は高校生ながらにして同級生と付き合いながら担任の先生と浮気をして【妊娠しているかも？】と脅しにくるので非常に性格が悪いです。
女子生徒からは嫌われまくっていますね。
富江の目的は？
富江は男性と関わるとバラバラにされて殺されてしまうと分かっているのに、懲りずに自ら男性に接触していきます。
男性に殺されることで分裂して若いままいられるし、愛されることで自分は美しいと認識出来るので接触を止められないようです。
美しい自分をこの世に残すことが富江の人生の目的じゃないかと思います。
殺されてバラバラになれば若さを保ったまま分裂して数を増やすことが出来て長く生存できると。
写真では本来の自分を写してしまうので、代わりに自分の美しさを残しておける芸術家（画家や彫刻家）に接触していました。
富江が一番恐れているのは老いることで、人としての生存本能が働いて分裂を繰り返し若さを保とうとします。
富江の正体は化け物？
富江の正体については、原作漫画、実写映画版、テレビアニメ版など全ての作品において、明らかにされていません。何度死んでも生き返るという再生能力が描かれていることから、人間ではないことが確実視されています。
また、実体化しているので、幽霊などの類ではない可能性も高いです。
熱心なファンの間では、「富江の正体は、モンスターなどの新しい生物ではないか」という考察や議論も活発に行われていました。
富江の結末はどうなる？【ネタバレ注意】
富江のラストのストーリーは、富江に恨みを持っていた男性が女の子の赤ちゃんに富江の細胞入りの注射を刺します。
注射されたのは１人ではなく３人の赤ちゃんに富江細胞が注入されてしまいました。
赤ちゃんは成長して小学生になりますが富江そっくりに変貌していき、近所に富江に似た女の子が３人も出現することになります。
小学生の富江同士はお互いの存在を認識してから互いに暗殺しあうようになります。
富江のラストは富江の細胞を移植された女の子が老いるまでを描かれています。
富江に恨みをもった男が富江が一番恐怖に感じている老いることを味あわせたかったんですよね・・・正確にはオリジナルの富江ではなく赤ちゃんの時に富江の細胞を注射された女の子なのですが。
それにしても富江に対する恨みを晴らしたいからという理由で、赤ちゃんを富江にするなんて酷いですね。
富江の漫画はどこで読める？
様々な富江（顔だけ富江・女王様の富江・奥様の富江・小学生の富江）が詳しくみたい、富江の結末をより詳しく知りたい！！という方は漫画本編を読むのがおすすめです。
上下巻で富江の漫画は発売されており、ボリュームたっぷり富江の世界を楽しむことが出来ます！
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富江のアニメはある？
富江は漫画が原作になっていますがアニメ化＆映画化もされています。
一番新しいものはNetflixのマニアックの中に収録されている【写真】ですね、マニアックはネトフリのオリジナルアニメになるのでNetflixでしか視聴することが出来ません。
富江のアニメはネトフリで配信されているマニアックの他に、伊藤潤二先生のホラー漫画をアニメ化したコレクションの中でも富江を楽しめますよ！
富江のあらすじ・書籍情報
富江を読むなら電子書籍もおすすめです、初回クーポンを利用すれば最大７０％オフで購入可能ですよー！！
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富江のあらすじ
川上富江は、長い黒髪に妖しげな目、左目の横にある泣きぼくろが印象的な、絶世の美貌を持った少女。
性格はわがままで自己中心的、自身の美貌をよくわかっていて、言い寄る男たちを女王様気取りで奴隷のようにあしらいます。
富江の魅力のまでは男たちは本望とばかりにいいなりに。
やがて、富江に恋する男たちはみんながみんな彼女にある思いをを抱き始めるのです。
ある者は富江を独占したいために。ある者は富江の自分勝手な言動に翻弄され。ある者は富江の存在に怯え、彼女を・・・。
しかし、富江が亡くなることはありません。
何度殺されても蘇り、あげくにからだをバラバラに切り刻もうものなら、その肉片1つ1つが再生し、それぞれ死亡前と同じ風貌と人格を備えた別々の富江となり増殖していく。
たとえ細胞の1個からでも、血液の1滴からでも甦り、富江は無数に増殖してゆく。
そして、増殖した富江はあますことなく男たちを魅了していきます。
そんな魔の美少女・富江と彼女に関わり道を踏み外す男たち、そして彼らを取り巻く人々の人間模様を描いた物語です。
富江の概要・作者
富江の原作者は、伊藤潤二です。伊藤潤二は、1963年7月31日に、岐阜県で生まれました。地元の高校と専門学校を卒業後に、歯科技工士として働いた職歴の持ち主です。幼い頃からホラー漫画を好んで読んでいたとのことで、特に楳図かずおの大ファンであることを公言していました。自身で漫画を描くことも多かった伊藤潤二は、愛読書ハロウィンの中で楳図かずお賞が創設されたことを知り、漫画家を目指すことになります。
伊藤潤二は、1986年に行われた第1回楳図かずお賞にて、「富江」を描いて応募し佳作入選しました。翌年に漫画家デビューを果たしています。伊藤潤二の作風は、繊細な描線で描かれるグロテスクな絵柄と、読む者を圧倒するほどのホラーなドラマが持ち味で高評価されました。ホラー漫画の中に、笑いの要素が取り入れられているのも大きな特徴で、尊敬する楳図かずおの影響を受けているとのことです。
伊藤潤二の富江以外の代表作には、「うずまき」、「ギョ うごめく不気味」、「死びとの恋わずらい」、「地獄星レミナ」などがあります。映像化されている作品も多く、ホラー漫画の巨匠として高い評価を獲得しました。
富江のみどころ
富江は男性が複数人いるとその中で一番のイケメンを選び取ります。
イケメンが好きといっても本気で男が好きなわけではないです。
より優れた男性に愛されることで自分の価値をはかってるだけで本当に好きなのは自分自身だけですね。
ターゲッティングにした男性に振り向いて貰えないと【どんな手を使ってでも】振り向かせようとします。
個人的に富江の中で一番好きなシーンは男たちを従えて、面白い芸をさせてつまらなかった時の富江の反応です。
芸がつまらなかっただけで死になさい！！と言われる男たち・・・それでも男たちは富江に魅了されていきます。
まとめ
私も老いたくないし一番見た目が輝いている１０〜２０代のままでいたい！という気持ちもあるので富江は欲望に忠実なだけですね！
富江にターゲッティングされたら人生が終わってしまうので、もし遭遇してしまったらお気をつけて下さい。
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