『シン仮面ライダー』 子供は観れる?幼児は?PG12実際の描写をネタバレなし解説!

公開された『シン・仮面ライダー』ですが、映倫よりPG12のマークがついています。

子供は見られないの?

子供がショックを受ける描写はある?

仮面ライダーを好きなお子さんがいらっしゃるお父さんお母さんは、子供に映画を見せても大丈夫かと心配の声もあります。

今回は、親目線で子供向けかどうか、PG12について等、ストーリーのネタバレなしに解説します。

ストーリーのネタバレはしませんが、テーマの性質上、実際の描写はお伝えします。シーン描写のネタバレNGの方は、ご注意ください。

目次

『シン仮面ライダー』子供は観ても大丈夫?

正直、おすすめはしない

大人でもかなり衝撃的なシーンはありました。

マニアはPG12でも子供も楽しめる!と薦めるかもしれませんが、完全に「大人向け作品」であることは間違いありません。

また、PG12の衝撃なシーンが無かったとしても、子供が楽しめるかどうかという点について、平成ライダーのような面白い描写や色鮮やかなシーン構成では決してありません。

昭和を感じさせる荒い映像、人間関係と心理的描写が複雑、悲壮感の漂う古き良き時代のリメイク版ストーリーです。

お子さんが行きたいという場合は、ご家族で事前に初代仮面ライダーをお家で観てみてはいかがでしょうか?

初代の仮面ライダーを楽しめるお子さんでしたら、今作も楽しめる要素があるかもしれません。

上映2時間の中で衝撃的なシーンは数分なので、親御さんが気にかけてあげたり、怖い場合は手を握ってあげたり、目を手で覆ってあげてもいいかもしれません。

血は激しく吹き飛びます。ショックを受けやすいお子さんは要注意

一番衝撃を受けるシーンは、冒頭から血が激しく吹き飛びまくるシーンです。まだ始まって間もない、お話に入り込みきれていないシーンでもあり、描写を細かく切り替えて画面上は多少見えづらくなっていますが、それでも正直スプラッターです。

ハッキリとは映されませんが仮面ライダーが頭を踏みつぶしたり、敵が人間の首をしめるシーンもあります。ショックを受けやすいお子さんや影響を受けやすいお子さんは、おすすめできません。

日曜朝に放送される仮面ライダーは、かなり子供向けにデフォルメされています。

今回の『シン・仮面ライダー』は、リアルを追求された映像作品ですので、仮面ライダーが敵を攻撃したら、血が激しく吹き飛びます。

私には幼稚園から小・中・高の甥っ子姪っ子が複数人いますが、小学生までは薦めません。配信されるまで待って家で観るほうがショックも少ないかと思います。

どうしても観たいお子さんなどは、衝撃シーンはお父さんお母さんがお子さんの目を優しく手で覆うというのも一つの手かもしれません。

音のグロさや衝撃は少ないので、映画館の大きな音が問題ないお子さんでしたら、耳から入る音によるショックは少ないです。

仮面ライダーもリアルに血を流し負傷します

ヒーローに憧れて、仮面ライダーごっこをするお子さんは多いかと思います。

日曜朝に放送される仮面ライダーは、敵からの攻撃を受けて蹲っても、負傷をリアルに描写されることは少ないです。

ですが、仮面ライダーも、ダメージを受ければ血を吐くこともあります。足が変な向きに曲がったりもします。

仮面ライダーの負傷描写は少ないですが、ヒーローへの憧憬が強いお子さんはショックを受けるかもしれません。

『シン仮面ライダー』PG12って子供は入れないの?

PG12は「禁止」ではない。お子さんは入場可能

PG12のマークの意味は、12歳未満(小学生以下)の鑑賞には、成人保護者の助言や指導が必要という意味。

つまり、お子さんが入れないというわけではありません。

ですが、マークをつけるだけの衝撃なシーンはあります。日頃からホラーや衝撃なお話を見慣れているお子さんなら良いかもしれませんが、仮面ライダーが好きなお子さんですと、仮面ライダーに対する印象が変わるかもしれません。

お子さんがショックを受けないかどうか、きちんとお子さんと話し合って映画に行かれたほうがいいかと思います。

また、もし観たときにお子さんがショックを受けた時、ケアできる大人が必要だと思います。

小さなお子さんだけで劇場に向かわせるのは、避けることをおすすめします。

実際の映画館にお子さんは来ている?幼児は?

筆者は2つの映画館に行きましたが、正直、少ないです。

会場は圧倒的に40代~50代の初代仮面ライダー世代の男性が多いです。

次に多いのは、仮面ライダー好きな20~30代のこちらも男性が多く、女性はチラホラ・・・

ですが、数名はお父さんと来られているお子さんを見かけました。中には、明らかに幼稚園生という小さな子もいましたが、特に泣いたり叫んだりする様子はありませんでした。

しかし、Twitterではお子さんが泣いていた劇場もあるようです。

『シン仮面ライダー』子供が観ても楽しめる?

前作『シン・ウルトラマン』や前々作『シン・ゴジラ』と一緒に考えないほうがよい

前作『シン・ウルトラマン』や前々作『シン・ゴジラ』を実際に見たお子さんは楽しい印象があるかと思います。

どちらの作品も戦闘の相手が「怪獣」であり、怪獣に挑む人間やウルトラマンという敵が人外でしたが、今回はオーグとはいえ、言うならば改造人間であり、人の姿の描写もあります。敵が、仮面ライダーと同じ「人」なのです。

複雑な人間関係があったり、人が人と暴力をふるい合うというシーンを、きちんとフィクションとして受け入れてもらえるよう、話し合うことは必要かもしれません。

シン・シリーズとして同じノリで見ると、全く違う印象になると思います。

笑いが起こったり、微笑ましいシーンはほぼ無い

今までのシン・シリーズでは劇場で思わず笑いが起こるようなシーンがありました。

しかし、今回はそのようなシーンはありません。

なぜなら、仮面ライダー1号2号の話の特性から、悲しい悲壮感の多いストーリーなのです。

劇場を出る時に、無邪気に笑えるような内容ではありません。

『シン仮面ライダー』は昭和ライダーや仮面ライダーを知らなくても楽しめる?

予備知識なくても楽しめる

おそらく、全く仮面ライダーを知らない方でも、バラエティ番組などで昔の仮面ライダーの装いなどを一度はみたことある方が多いでしょう。

今回の『シン・仮面ライダー』は、仮面ライダー1号・2号のお話ですが、原作や仮面ライダー1号・2号を知らなくても十分楽しめるお話になっています。

ただ、描写が敢えて解像度が昔のテレビのようで、少し昭和レトロな映像なので見慣れないと最初は抵抗感があるかもしれません。

予習しないとお話の意味が全く分からないということはありません。

予備知識をつけるなら『シン・シリーズ』がおすすめ

シン・シリーズを見ていない方は、まず『シン・シリーズ』を見てから今作を見るのがおすすめです。

『シン・ゴジラ』と『シン・ウルトラマン』の2作品でも、少々関連性のある部分があります。

ぜひ事前に見てから劇場へ足を運ばれるとシン・シリーズ作品を堪能できます。

『シン仮面ライダー』酔わない?三半規管が弱くても大丈夫?

SFやCG、戦闘などで飛び回るようなお話は三半規管が弱い方などは酔う方も少なくないのではないでしょうか?

筆者もその一人です。『アバター』などは正直酔いました。

今回の『シン仮面ライダー』は、臨場感はありますが、画面がクルクル回ったり視点が定まらないという描写は少ないです。

筆者は今回、画面酔いしませんでした。

まとめ

お子さんが映画を見る際、怖いシーンや衝撃的なシーンなど気を遣いますよね。

お子さんが観ても大丈夫かというのは、普段お子さんが観ている番組や好きなジャンルにもよりますので、親御さんがきちんとご自身のお子さんを見極めて、見る・見ないを考える必要があります。

とはいえ、お子さんが観たいのであればなかなかNOとは言えない場合もありますよね。

そんな時は、親御さんが安心できるよう、配慮しながら一緒に見ると、同じ衝撃シーンでも受け取り方や印象は変ってくると思います。

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