月刊少年マガジンで2011年から2015年まで連載されていた、新川直司先生による大人気漫画『四月は君の嘘』。
2012年度のマンガ大賞にノミネート。
2013年には講談社漫画賞少年部門受賞。
2014年にはアニメ化もされ、2016年には実写映画化されたことで、作品を知った人も多いのではないでしょうか。
母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった、ヒューマンメトロノームとまで言われた元天才少年・有馬公生が自由奔放な個性あふれるヴァイオリニスト・宮園かをりとの出会いで互いに成長していく姿を描いた作品。
傍若無人・喧嘩上等!なヒロイン・かをりですが、実は病気を患っており、次第に学校を休みがちになっていくんです。
最終的に、かをりがどうなってしまうのか。
今回、徹底的にまとめていきたいと思います!!
ネタバレを含みます!ご注意ください。
【四月は君の嘘】かをりの生存ルートはある?
かをりは死亡する?
結論から言いますと…かをりは亡くなってしまいます。
直接的に、「亡くなった」と表現されることはないのですが、公生がお墓を訪れていること。
そして、そこで会うかをりの両親に生前にかをりが書いたとされる手紙を渡されることから、「そういうことなんだろうな…」と連想されるような表現で描かれています。
かをりの手術は失敗する?
亡くなった直接の原因としては、手術が失敗したことがあげられます。
もともと、とても前向きなかをりが手術を受けることさえ悩むほどの成功率の低い手術。
それでも、公生ともう一度コンサートに立ちたいという思いから手術に挑んだのでした。
かをりの死因は?
作中にあるかをりの病状については
- 次第に身体を蝕んでいく病
- 物を持ったり、立ったりすることが困難になる
- 自力での呼吸が困難になり、命の危機になる
とされています。
そこから推測される病名は心臓の病気や脳の病気などいくつかありますが、作者は病名を明かしてはいません。
これは、最終的に亡くなってしまうために、同じ病気をもつ患者の方々に対する配慮でもあるそうです。
【四月は君の嘘】かをりは公正が好きだった?手紙に書かれていた内容とは?
もともとは、公生の幼馴染・澤部椿を通じて、もう一人の幼馴染で女子から大人気のサッカー少年・渡良太を紹介してもらうという場が2人の出会い。
かをり自身も、渡に好意があると公生や椿にも話していました。
ですが、実はそれこそがかをりがついた『嘘』でした。
かをりの遺した手紙には
- 5歳の時に見た公生のピアノを見てから憧れていたこと
- 公生にピアノを弾いてほしくて、ピアノからヴァイオリンに転身したこと
- 中学に入ったころから公生を見ていたこと
- 公生のことを好きな椿に公生を紹介してもらうために「公生の友達の渡が好き」という嘘をついたこと
- 公生が好きだったこと
が書かれていました。
このシーンは、漫画でもアニメでも涙なしには見られませんでした…。
【四月は君の嘘】公正のその後はどうなる?
かをりの死後のことは、ほとんど描かれていません。
ただ、『四月は君の嘘Coda』という書き下ろしの番外編集に、本編で公正と連弾をした凪と、三池の2年後を描いた作品が収録されています。
その中に、小春を連れて、くる学祭を見に来た公生と思われる人物が描かれているんです。
なので、公生は国内の高校に進学しており、凪・三池ともに「公生と同じ高校に進学したい」ということを話していることから、志望校であった奥津音大付属高校に通っている可能性が高いのではないかな?と思います。
【四月は君の嘘】続編はある?
続編はありません。
本編終了後に発行されている『四月は君の嘘Coda』は、もともとアニメのDVD特典として付けられた書き下ろしエピソードで、続編ではなく番外編です。
公生の初演の日のエピソード「夏の夕暮れ」「夏の幻」
絵美の学園生活を描く「秘密結社KKE」
凪と三池の2年後を描く「2年後」
かをりがヴァイオリニストになる決意をする「夏のなごり」
とても「その後」が気になる作品で、筆者も読んだあとに「この後どうなったー!?」とすごくすごくもやもやしたのを覚えています…。
【四月は君の嘘】ハッピーエンドになれる?かをり生存ルートを考察!
もし、「かをりの手術が成功して、生存できたとしたら」、公生とのハッピーエンドはありえたのでしょうか。
これは、あり得たとおもいます!!!
かをりからの手紙で「かをりが公生のことが好き」ということは分かっていますし、公生もかをりが好きだと自覚しています。
ただ!生存ルートの場合は、かをりからの手紙はきっと公生には渡らないので…そこからどれだけの時間がかかるかはわかりません。
しばらく「友人A」のままかもしれませんね(笑)
それでも、きっと2人でまた舞台に立って素敵な演奏を披露してくれるでしょう。
まとめ
今回は『四月は君の嘘』についてまとめました!
ヒロインである、かをりが亡くなってしまうという最後は、涙なしに見れない作品です。
この作品は、漫画・アニメ・映画・舞台・ミュージカル…と幅広く展開されています。
連載終了から9年経った今でも、コンサートなどが開かれるなど、まだまだ人気は衰えません。
作者的おすすめは、もちろん原作…!と言いたいところですが、ぜひアニメも見ていただきたいです!!
とっても多くのクラシック音楽が描かれている作品なので、ぜひ!その音楽ごと聴いていただけると、ストーリーがより楽しめると思います♪
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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